梶山クリニック
山梨県甲府市の産婦人科

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お知らせ

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2021.08.23

妊娠中のワクチン接種についての注意点、変更点についてお知らせ

妊婦さんにおける新型コロナウイルスワクチン接種について、令和3/8/14に日本産婦人科学会より通知がありましたので、新しい情報を提供させていただきます。

🔸アメリカ疾病対策センターは妊婦さんへのワクチン投与を強く推奨しており、日本においても、妊婦さんは<週数を問わず>ワクチン接種をお勧めします。

🔸妊婦さんが感染する場合の8割は夫やパートナーからの感染です。そこで、妊婦さんの夫やパートナーの方はワクチン接種をお勧めします。

🔸妊婦健診の際にワクチン接種を受ける旨を医師にお伝えてください。

🔸副反応に関し、妊婦さんと一般の人に差はありませんが、発熱した場合には早めに解熱剤を服用するようにしてください。当院でカロナールを処方しますので、持っていない方は相談してください。

🔸新型コロナワクチン接種の予診票に、「現在妊娠している可能性はありますか。または授乳中ですか。」という 質問がありますので、「はい」にチェックし、かかりつけの産科医師に接種してよいと言われている旨を接種会場の問診医に伝えて、接種を受けてください。 

🔸妊娠中の方は、里帰り先など住民票と異なる居住地で接種を受ける場合でも「住所地外接種届」の提出は不要です(「基礎疾患を持つ者が主治医の下で接種する場合」に準じた対応が可能です)。

🔸ワクチン接種後の妊婦健診は普段通り受けていただいて大丈夫です。(心配な方は接種後1週間以内に予約を早めて健診にいらしていただいてもかまいません)

🔸予定された 2 回のワクチンを接種しても、これまでと同様に感染予防策(適切なマスク使用、手洗い、人混みを避けるなど)は続けてください。


「妊婦さんへの接種」については、すでに多くの接種経験のある海外の妊婦さんに関する情報では、妊娠初期を含め妊婦さんとおなかの赤ちゃん双方を守るとされています。副反応の有無にかかわらず、妊娠の異常(流産、早産、その他)の頻度はワクチンを打たなかった妊婦さんと同じであると報告されています。


妊娠中に新型コロナウイルスに感染すると、特に後期の感染ではわずかですが重症化しやすいとされており、特に感染の多い地域や感染のリスクの高い医療従事者等や、糖尿病、高血圧、気管支喘息などの基礎疾患を合併している方は、ぜひ接種をご検討ください。 

新型コロナウイルス感染症の一刻も早い収束を願いながら、これからも安全な医療提供ができますよう取り組んでまいります。皆様のご理解・ご協力をよろしくお願い致します。