子宮がんの検診を受けて、明るい毎日を
子宮がん検診を受ける事により、一般的な婦人科の病気についても早期発見する機会となります。
病気が見つかった場合、保険での追加診療も同時に受けることができますので、一年に1回は子宮がん検診を受けるよう心がけましょう。
子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんの2種類あります。子宮頸がんは、子宮がんのおよそ85%を占め、子宮体がんは15%ほどです。
子宮がんは、早期に発見して治療すれば完全に治るため、怖いものではありません。しかし、手遅れになると命を失うこともあります。
初期がんには、ほとんど症状がありません。だから、症状がないからといって安心はできません。
日本では基本的に20歳以上の女性が検診の対象です。また国で推奨している頻度は2年に1回ですが、20代から40代の若い方は、症状がなくても一年に1回の検診をお勧めします。
たとえば誕生日などに子宮がん検診を受けるようにすれば、毎年忘れずに受けることができます。
検診は細胞診といって、正診率の高い検査で、おりものや子宮の入口から細胞を採って調べますから“無痛”です。子宮体がんは、子宮膣内の分泌物を採取するため、多少違和感があります。
他に、コルポスコープによる検査(拡大鏡で調べる)や、組織診(一部をとって調べる)をすることもあります。
より正確に検査をするために、生理の時、性交の翌日、膣洗浄の翌日などは避けてください。(細胞診に影響します)
ワクチン接種後に痛みやけいれんなどの「副反応」がおこることがあり、国はワクチンと健康被害との関連を追跡調査中です。ワクチン接種の推奨は現在中断していますが、希望があれば接種することはできます。
子宮がんには、子宮の奥に発症する子宮体がんと、子宮の入口付近にできる子宮頸がんの2種類があり、20~30代の女性に一番多いがんが子宮頸がんです。 日本では年間約15,000人の女性が子宮頸がんを発症し、そのうち1日に約7人が亡くなっているというデータもあります。
子宮頸がんの原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)という皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスのうち「発がん性HPV」に感染することで、主に性交渉により感染します。
発がん性HPVに感染しても子宮頸がんになるのはごく一部です。 発がん性HPVに感染しても90%以上は自然に排除されますが、排除されなかった一部のウイルスの感染が長期間続くとがん化するといわれています。
HPVは一度排出されても感染の機会があれば繰り返し何度でも感染するため、予防法としてワクチン接種が一番有効です。(十分な効果を得るため、3回の接種が必要)
対象者 | 10歳以上の女性 |
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接種回数 |
半年間に3回の接種が必要です。
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接種料金 |
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ワクチンは、特に子宮頸がんになりやすいHPV16型と18型の感染を予防するものです。全ての発がん性HPVの感染を防ぐものではありませんので、子宮頸がんの予防と早期発見のためには検診がとても大切です。
20歳を過ぎたら定期的に(10代でワクチンを接種された方も)ぜひ検診を受けるようにしましょう。
予約制ですので、お電話(055-222-9200)にてご予約下さい。